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A Signpost To New Space

d0028170_11493968.jpgAuthor: Charles Reich, Jann Wenner and Jerry Garcia

疲労感から開放されたくて、啓蒙書のようなタイトルの日本語版を読み始めていました。

ただ読み進むうちに「あれ?こんなにストレートなデッドの話だったかな?」と疑問が出てきて、買ったきり開いてもいなかった原書と読み比べてみました。なるほど確かに、書いてあるとおりですね。自分の生い立ち。バンドについて。音楽観。それぞれの楽曲に対する意見など、極めてストレートなインタビューです。もっと啓蒙的で、ある意味思わせぶりなインタビューだったように感じていたのは、なんだったのだろう?あの思わせぶりな日本語版の題名のせいかな。

それよりも(この時点ではまだ実現していない)自前のレコード会社の構想や、いろいろなものをシェアするという発想が、この時期(71年~72年)に既にガルシアの中にあるということに、改めて驚きました。彼らが30年間、ほとんど何も変わらなかった理由のようなものがこのインタビューから感じ取れます。

片岡氏の日本語訳は的確で、今読んでも古びたように感じる訳語がほとんどないので、あえて原書で読む必要はありません。またインタビューの内容自体に、(特に資料としては)今となってはの感があるのも事実ですし、何より2日目のストーンした状態でのインタビューは、正直読んでいてキツイ(酔っ払いの世間話に近いものがあります)ので、この辺はいただけないな、と思います。(日本語訳本は、2日目のインタビューをカットしていますが、正解だと思います)。

まずは日本語版を買って、それでも読み足りなければ、うーん、でもそれなら、別の書籍をお薦めしますね(笑)。あえて原書を買う必要は無いです。

<2005年05月現在>
【お薦め度】2点(/10点満点)
【入手難度】容易
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by h_asaden | 2005-04-16 11:49 | A Signpost To New Sp