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The Taper's Compendium - Volume 2

d0028170_11581172.jpgAuthor: Michael Goetz, John Dwork

もしも「クイズ100人に聞きました」で、「TCシリーズの1から4までで一番好きな書籍はどれか?」という質問が出たなら、果たしてどれが1番になるだろう?(もちろん、そんな質問が飛び交う「クイズ100人」が現実世界で成立するわけはない。それに日本国内で1から4まで、全4巻すべてをそろえている人が、100人以上もいるとは思えない。本国アメリカでだって怪しいものだ)

僕自身の使用頻度でいえば、3.2.4.1の順番だ。これは当然ながらどの時期の音源をよく聞くかに掛かっている。そしてご覧の通り、僕の第1巻の使用頻度はかなり低い。これは第4巻で多くの修正記事が掲載されているため、1の時代(65から74年)の音源についても、まずは4を開く癖がついているからだ(大抵、そのまま別の記事を読みふけることになる)。
もちろん、決して1の内容に問題があると言いたいわけではない。こういうのはまあ持ち回りや相性の問題だと思って許して欲しい。それによく考えたら、1は一番最後に入手したため、個人的な思い入れが限りなく少ないのだ(書籍にはこういう「思い入れ」という独特のフィルターがあって面白いのだけれど、書籍の評価サイトで「思い入れ」を口にしちゃ、いけませんね)。

で、使用頻度とは別に、個人的にどれが好きか?と聞かれれば、その順番は2.3.4.1になる。1の出版時にはまだ若干の手探り感が作り手側にあったが、それが2の頃になると(1が受け入れられたという自信からだろう)、迷いのようなものがなくなっている。そしてこの巨大な同人誌のような手作り感と、その巨大さが生み出す心地よい威圧感との絶妙なブレンドが、2には強く感じられるのだ。(更に言えば、3までいくと、これはもうプロの仕事で、一つの完成形という感じが強くなり過ぎているし、4では、その方向性が完全な楽屋オチの方に向かっている。それはそれで面白いと個人的には思うけれど...。第4巻だけを取り上げて、TCシリーズの意義みたいなものを語ることは、多分出来ないだろう)
ちなみに表紙絵については、2.3.1.4の順で好きだ。

とにかくどれか1冊と思われる人には2をお薦めしておきたいのだが、どうも中古市場では妙なプレミア価格になっている模様。うーーむですな。手にとっていただければ僕の言う「心地よい威圧感」を感じ取っていただけるのに。なんとも残念。

<2005年04月現在>
【お薦め度】9点(/満点は10点)
【入手難度】絶版のため新品での入手は困難。中古市場ではプレミアのついた価格付けが多いので、現時点で入手するのは得策ではない。無難な値段で販売されているサイトがあれば、情報をお寄せください。

2005年04月23日・追記です。こちらのSkySoftのページで、一応入手可能な状態です。ただ、こちらのサイトは結構、ずいぶん待たされてから「すいません。入手できませんでした」ということが多々あるので、あくまで、ダメ元で、頼んでみてください。基本的には送料は無料。最寄の書店で受け渡し可能というスタイルは便利で簡単です。Amazonに押されてますが、SkySoftにもがんばって欲しいです。

<2005年11月補足>
SkySoftでの取り扱いはなくなった模様です。

Amazon.comで、少量ながら販売が再開されています。販売はこちら→
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by h_asaden | 2005-04-23 11:58 | The Taper's Compendi


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